身近でちいさな家電も、年々進化しています。ニーズに合わせて選びたいですね。
雑誌やWEBなどでお馴染みの“家電王”こと中村剛さん(東京電力エナジーパートナー)のナビで、暮らしにまつわる豆知識をシェアする人気コーナー。 ​ 今回は、スチーマーとどっちを選ぶのが正解?? アイロンの話題をお届けします!
「あえて」のアイロン、あり? なし?
アリススタイル(以下ア)家電王、このあいだ友達とアイロンがけの話になったんですけど。 ​ 中村(以下中)はい。 ​ (ア)「今はアイロンよりもスチーマーが人気なんだよ!」って、以前家電王にうかがった知識を自信満々でプレゼンしたら、「こどもの園グッズづくりにプレスが必要だからスチーマーじゃ全然ダメ」って言われちゃって……。なんだか悔しかったです(涙)
(中)なるほど、ご友人に一理ありますね(笑) 流れとしてはスチーマーの方が勢いがあるけれど、結局はライフスタイルに合う商品がその人にとってのベストですから。 ​ アイロンは、家電全体のなかで花形とは言えない位置の商品ですが、腰を据えて改良に取り組み続けているメーカーもあります。「やっぱりアイロンじゃないと!」というニーズにしっかり応える進化を遂げているので、掘り下げてみても面白いかもしれません。 ​ (ア)むむむ、掘り下げましょう! ​ (中)わかりました(笑)
軽さ&なめらかなかけ心地が魅力
(中)アイロンがけは、家事のなかでも重労働だというイメージがありますよね。座った姿勢で、重いアイロンを持ってちからを入れて衣類のシワを伸ばす作業は、腰や腕にかなり負担がかかります。
(ア)立ったまま使えるアイロン台とかもあるけど、まぁしんどいですよね……。 ​ (中)最近のアイロンは負担を減らすために、かけ面の構造にとことんこだわり、すべりのよいスムーズなかけ心地を追求しています。 ​ たとえば、東芝「コードレスアイロン La・Coo(ラクー)」は、スチームがより広範囲にいきわたるように、スチーム孔を59個に増加した全面スチームラインが特長です。衣類にまんべんなくスチームが浸透するので、のばしムラを抑えた美しい仕上がりになります。
▲東芝 コードレスアイロン La・Coo(ラクー) ​ ​​ (ア)アーモンド型? おもしろいカタチしてますねえ~。 ​ (中)後ろはすこし傾斜がついています。前後左右はもちろん、斜め方向にも抵抗なくスルスルと動かせます。使いやすい設計のおかげで、本当になめらかですべるような感触なんですよ。 ​ 先端がボタンまわりなどの細かい部分にも対応できるようになっているし、後部の傾斜を使えばプリーツやスカートなどの仕上げも簡単にできそうです。
▲ 左:ボタンまわりも得意な楽がけライン / 右:細部をキレイに仕上げるポイントプレス
しずかに進化する“いちばん古い家電”
(中)東芝は、同社の前身である芝浦製作所の時代に、日本で最初に電気アイロンを発売した企業でもあります。1915年(大正4年)のことだそうですから、100年以上前の話ですね。 ​ (ア)へえ! ​ (中)電気アイロンは国内の家電製品の中で量産化が最も早く、日本における家電普及のさきがけのような存在です。発売当初は温度を制御する機構はなくて、水で指を濡らし触って温度を判断していたらしいですよ。布を焦げつかせることもしばしばで、当て布が必須でした。 ​ (ア)ひぃーこわい(笑) そこから考えると、とんでもなく進化してますねえ。 ​ (中)必要な機能自体はとてもシンプルですから、「衣類のシワをのばす」という用を果たすだけなら最低限のものでも事足りるんです。ただ、細かい部分の工夫の積み重ねで、快適さは確実にアップしますね。 ​ (ア)なるほど~。アイロンの話、もっといろいろ聞きたいです! ​ ​ ★★★ ​ ​ 「アイロンがけが終わるとヘトヘト」「スチーマーはあるけどなんだかしっくりこない」……そんなときはあえてのアイロン買い換え、大アリですね。 ​ 次回も家電王オススメの使いやすさ◎なアイロンの情報をシェアします。お楽しみに! ​ ​ ★★★ ​ ​ 中村剛: ​ 東京電力エナジーパートナー株式会社 勤務 2002年に『TVチャンピオン』スーパー家電通選手権で優勝し、銀座にて体験型ショールーム「くらしのラボ」の開設と運営に従事。 ​ 2020年11月現在“家電王”として動画マガジン『くらしのラボ』をFacebookとYouTubeで毎週配信している他、テレビや雑誌、新聞などの様々なメディアで暮らしに役立つ情報発信をしている。無類のネコ好き! ​ ※FacebookとYouTubeにて「くらしのラボ」で検索して下さい。
​ ​ ​ Photo : 東芝ライフスタイル株式会社 HP https://www.toshiba-lifestyle.co.jp/living/irons/cordless.html ​ Source : 東芝科学未来館 日本初の電気アイロン https://bit.ly/2ZtlQBp
最新記事
身近でちいさな家電も、年々進化しています。ニーズに合わせて選びたいですね。