この快適さがほしかった! お手頃・クリーンベース付きモデル【ルンバ i3+】
雑誌やWEBなどでお馴染みの“家電王”こと中村剛さん(東京電力エナジーパートナー)のナビで、注目家電をご紹介する人気コーナー。今回は、ルンバのお話。最上位機種のイチオシ機能・クリーンベースをそなえたお手頃モデルが登場しました!
「ロボット掃除機あるある」にさよなら!
アリススタイル(以下ア)クリーンベース付きのルンバは、まえにこのコーナーで取り上げましたよね。充電台に帰ると、勝手にルンバのなかのゴミを集めてくれる、っていう……。
▲ クリーンベースを採用した先行モデル ルンバ i7+ / ルンバs9+
中村(以下中)そのとおりです。ロボット掃除機は本当に便利なんですが、ダストカップに集めたゴミを捨てるとき、うっかりしてあたりに細かいホコリが散らばったり、吸いこんでしまったりして……けっこうガッカリすることがあるんですよ。
(ア)たしかに、想像すると切ないですねえ。
(中)今の時期なら、せっかく集めた花粉が再度散らばるのもイヤですよね。そのため、ダスト容器のゴミ回収を自動で行ってくれるクリーンベースは非常に画期的でした。
ゴミ捨ての回数を大きく減らせるうえ、集積したものはパックされるので捨てるとき不快感がありません。クリーンベースはユーザーからも好評なんです。
(ア)ふむふむ。
(中)クリーンベースは快適なんですが、「i7+」は公式価格が約14万円、「s9+」は約19万円と、お値段のほうもハイクラスなのが悩みどころでした。今回の「i3+」は、10万円を切る価格でこの体験を提供してくれる点が最大の魅力です。
▲ クリーンベース付きでプライスダウンを実現した「ルンバ i3+」
暮らしに合うロボット掃除機がほしい
(ア)なるほど~、グッとお安くなりましたね。正直、「もうひと声……!」って感じもしますけど(笑)、先行モデルと同じことができると思えばものすごくお買い得ですね。
▲ スマートフォン・スマートスピーカー対応 清掃状況を学習して提案してくれる
(中)その「もうひと声」に応える製品としては、現在、戦略モデルの「e5」が5万円を下回る額で販売されているので、アリスちゃんのイメージに近いかもしれません。
「リーズナブルにロボット掃除機を手に入れたい」というニーズと、「初期費用が高くてもより快適に使いたい」というニーズの、ちょうど中間をカバーする新たな選択肢が今回増えたのはよいことかと。ライフスタイルによって、必要な機能や納得できる値段は違いますから。
(ア)うんうん、いろいろあるなかから選べるのって、うれしいかも。
(中)ルンバ全体としても、シリーズごとの特長が昔と比べて整理され、ラインナップがわかりやすくなりました。日本国内のロボット掃除機普及率はいまだ10%未満にとどまっていますが、「どんなふうに使いたいか」というイメージにぴったり合う機種選びがわかりやすくなれば、この数字はもっと伸びると思いますよ。
ちいさな進化で大きな快適さが生まれる
(ア)ところで、「i3+」の安さのヒミツって……??
(中)気になりますよね(笑) 同じiシリーズ・クリーンベース付きの「i7+」と比べると吸引力やスマホ連動など大部分で遜色ありませんが、
・マッピング用のカメラが付いていない
・清掃する部屋の指定ができない
・進入禁止エリアの設定ができない
という3点で、機能が簡略化されています。上位機種に備わっている「間取りや家具を認識する」能力がないということですね。しかし、ルンバはもともと取りこぼしのないルート作成が強みですから「カメラがない=雑」ということは全くないです。
▲ 無駄なく効率的に床を掃除
(ア)ほうほう。お部屋の間取りによっては「カメラいらない」までありそう(笑)
(中)その場合はまさにお買い得なモデルだと思います。クリーンベース付きだと、ゴミの処理という「ルンバのお世話」の手間がほぼなくなるので、確実に一段階快適さがアップしますから。
(ア)あー、そういわれると「同じ買うならこの子かも……?」って感じがします。
(中)私も家で使いましたが、オススメですよ。「i3+」はデザインがグレーのファブリック調で、従来モデルに比べてホコリや指紋などルンバ本体についた汚れが目立ちません。ちいさなことですが、意外と視界に入るのでこういう部分の進化もうれしいものですね。
(ア)ロボット掃除機はもう、「キレイにできればいい」の先に進んでるんですねえ。
★★★
何かと慌ただしい新年度。時間を産み出す=時産(じさん)家電の代名詞・ロボット掃除機は、ひと昔まえよりずっと便利に、ずっと手軽に進化し続けています。
暮らしにフィットする一台が見つかれば、時間にもこころにも余裕がもてるかも……。
次回もイチオシ家電の情報をシェアしていきます。お楽しみに!
★★★
中村剛:
東京電力エナジーパートナー株式会社 勤務
2002年に『TVチャンピオン』スーパー家電通選手権で優勝し、銀座にて体験型ショールーム「くらしのラボ」の開設と運営に従事。
2021年4月現在“家電王”として動画マガジン『くらしのラボ』をFacebookとYouTubeで毎週配信している他、テレビや雑誌、新聞などの様々なメディアで暮らしに役立つ情報発信をしている。無類のネコ好き!
※FacebookとYouTubeにて「くらしのラボ」で検索して下さい。
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